『さて。ばらしてみっか!』です。
※マシンの販売だけでなく、カウリング補修/ブラスト処理も承ります。
もっと詳しくお伝えしようと思います
現在、商品としてラインナップしているマシン。
商品紹介ページには基本的な情報は記載されていますが、ココ(ブログ)では、そのマシンに対して私が感じた事や、どのようなメンテをしたのか?など、商品紹介ページでは書ききれない事などをお伝えしていこうと思います。
まずは、ホームページのトップを飾っている画像のRZ250についてレビューしていこうと思います。
RZ250(4L3)
この車両は30数年前に私が購入し、しばらく乗れていなかったものを、1年ほどかけてセミレストアし乗っていた車両です。
いろいろ試行錯誤を繰り返しながら、今現在の仕様に行きつきました。
チャンバーを付けてみたり、アナログの水温計や電動ファンを付けてみたりなどなど。
キャブ調整に至っては、自分の納得いく吹けあがり、加速が得られなかったので、数十回バラしちゃ組付けの繰り返しました。(こんな時、並列2気筒は楽で良いですね!)
燃調も納得のいく仕上がりになりましたが、結果的にチャンバーからノーマルマフラーに交換しました。
中学生の時に衝撃をうけたこの(ノーマルマフラーの)スタイル。『やっぱこれだ!!』となったからです。
このノーマルマフラーも、結構オイルが溜まっていたので内部洗浄を実施しています。
始動性
流石に古い(40年以上前)バイクなのでチョークは必ず引きますが、冷間時でもキック1~2発でエンジン始動します。そして十分に暖機します。
(エンジンが温まるまでは煙がすごいので、ご近所さんには気を使います)
実際の始動時の(YouTube)動画です。
ラジエターに付けた温度計で50℃くらいになるまでは必ず暖めます。焼き付き防止のためにも!
メーターに水温系は付いているのですが、『今何℃くらいなの?』が分からないので付けました。
RZ250(4L3)は低速トルクが無いと言われてますが、このRZは低速トルクがあります。
(なぜか?はマフラーの刻印を見ていただければ・・・オイルポンプもそれ用に替えています。)
トルクがあるのでクラッチを繋ぐ場合の回転数もそれほど気にする必要もありません。
足つき性
身長165cmずんぐりむっくり短足の私ですが両足付きます。
(踵は浮くけど・・・)
取り回し
とにかく楽です。やっぱり軽いですねRZは!
発進時
先述しましたが、特に癖はありません。ただ、2ストの為、いきなりガバッ!
…っと開けるとプラグがかぶる事がありますから注意です!
停止時
やはり2スト独特の振動があります。
ブレーキ
Wディスク仕様とはいえ、純正の1POT方押しキャリパーです。
今どきのバイクと違いあまり効かないですから注意です!
クラッチ
クラッチレリーズをOHしていますので軽いです。めっちゃ楽!!
加 速
可能な場合は 0 → 120km/h加速テストを実施しています。
流石2ストです。パワーバンドに入ると鬼のように凄まじい加速をします。
高速巡行時
120km/hにて30分巡行したり、アクセルの全閉全開をしたりもしましたが、焼き付き等の不具合を起こしたことはありません。
通常はやらないですよ。危険ですから。あくまでも燃調変更のテスト時のみ!
ただ、バイクが軽いだけに車に抜かれたりすると風であおられ結構ヨタります。
燃 費
ほぼ 18km/ℓ くらいです。ツーリング時は20km/Lくらい(意外に良い?)
備 考
サーモスタットを装着(RZ250は標準では付いていません)しているので冬場でもオーバークールになったことはありません。
また、夏場、渋滞時には流石にオーバーヒートしやすいので電動ファンを追加しています。
小型バギー用なのでかなり効果があります。
このRZがホント好きなので、エンジン焼き付きなんか起こしたら可哀想ですもんね。
まとめ
やはり2ストの40年以上前の車両です。労わりながら乗っていました。
ただ、古いバイクだけに整備性は非常に良いです。
なにしろ隙間がいっぱいあります。キャブ車だし。今どきのEFI車は全く分かりません・・・
構造も単純ですから、何かトラブルがあってもおおよその見当は付きます。
ある程度の整備スキルを持った方には是非お勧めしたいと思います。
結構な時間もお金もかけレストアし、いろいろな思い出もあり、愛着はありますが、
乗ってあげられる時間が無くなり、それこそとても可哀想な事なので
出品させていただいた車両です。
是非大切に乗ってあげてください!!