『さて。ばらしてみっか!』です。
※マシンの販売だけでなく、カウリング補修/ブラスト処理も承ります。
前回までのあらすじ
筑波選手権当日、私の分の出場関係者駐車券の手配を忘れるなど、朝からやらかすHさんでしたが、予選で20台中8位と健闘!
本戦に向けての準備に緊張が走ります。
8/20位!
予選で8位という記録を出した※野ゴリ。
上々の滑り出しですが、油断はできません。
(※野生のゴリラ。ココではHさんの事)
前日の雨の影響が残った路面なので、皆セーブしていたのは確かなのです。
レインタイヤを履いていた方もいたし、しかも『(トップの)池田さんはラインを外目に替えて走っていた。』と、Hさんから聞きました。
(それでも1分5秒台って凄すぎるんですけど・・・言わずとも予選TOP timeです)
決勝では路面状態はドライに変わるでしょう・・・
そうすると皆ドライタイヤにて全開で来ることは間違いありません!
私たちに味方してくれるとしたら、唯一この強い風です。(当時風速10m)
天気予報の風速は平均値なので、瞬間風速では15m以上吹くことも考えられます。
作戦会議
決勝まで残り約3時間、私はHさんと相談します。
Hさん:『予選はレインタイヤを履いている人もいましたし、目に見えて抑えてる人もいました。』
私:『この風を味方に付けましょう。というか、勝ち目(上位進出)はこの風しかありません。
SVの強みは、大きなトルクと替えたスプロケによる駆動力です。
恐らく車重の軽い2ST勢はバックストレッチと最終コーナー入り口で、この風の影響をもろに受けあおられます。
絶対近づかないでください。
まずは、過去のタイムと百戦錬磨の経験をしている事から8番のXR650Rを目標にしましょう』
Hさん:『わかりました。でももし、抜けると思ったときは行っちゃって良いですか?』
私:『それはHさんの判断にまかせますが、行けると思ったら行ってください。
しつこいようですが、2ST勢には気をつけて。』
あとはHさんに任せるしかありません。
私にできることは、再度のマシンチェックのみです。
11:30
あっという間に時間は過ぎてゆき、決勝の11:30が近づきます。ウォームアップも完了し
Hさん、Fさん、Hさんの同級生Mさんは、決勝前チェックでウェイティングエリアに向かいます。
熱を帯びるタイヤと闘志
決勝前チェックも無事終わり、再度PITに戻りタイヤを温めます。
この気温(当時10℃)です。どんなに短い間でもタイヤを温めていたいのです。
そして空燃比計のチェック、水温のチェック
まもなく決勝が始まります・・・。
ち・な・み・に…
5/15(水)の筑波サーキット練習走行に、渡辺さんもいらっしゃっており、インジェクション車両について、イロイロとお聞きすることができました。
『渡辺さん。ホントいつもありがとうございます!!』