BLOG
さて。バラしてみっか!

SV650S 2023年筑波ロードレース選手権 第4戦出場編 1/4

レース前のSV650S
初見アイコン
ハツミモータースロゴ
埼玉県久喜市の2輪中古買取販売《ハツミモータース》がお送りする、仕事だけではない、2スト大好きおじさんのブログ
『さて。ばらしてみっか!』です。
※マシンの販売だけでなく、カウリング補修/ブラスト処理も承ります。

 
今回の

SV650S 2023年筑波ロードレース選手権第4戦出場編

の記事は、友人のHさんと、マシンの整備を担当した私の、レース参戦の物語です。

私がマシンの整備を担当しているという事もありますが、商品となるバイクの話だけでなく、「バイク」という広い括りでお話ししたい事も沢山あるので、ブログの記事としてまとめてみました。

感動を呼ぶ程のものでもないのですが、整備担当という形で参加した、私なりの様々な経験や感じた事もありましたので、どうかお付き合いください。

筑波サーキット

当店から車で45分程の場所、茨城県下妻市に、筑波サーキットがあります。
1970年(昭和45年)に開設された関東を代表するサーキットで、様々なプログラムを開催しています。

この筑波サーキットがアクセスしやすい場所にある事は、ツーリング以外のバイクの走行、「レースを楽しむ」という選択肢が増える事に繋がる、ありがたい環境でもあります。

筑波サーキット

友人のライダーHさん

筑波ロードレース選手権出場の為のマシンである SV650S は、過去のブログ記事 『TZR250R(3XV)を仕入れてみました。』 の馬力規制の時に少しだけ紹介しました、友人Hさんのマシンです。

※カウルにはしっかりと「ハツミモータース」のロゴが入ってます♪

目を輝かせてる男性(イラスト)
レース前のSV650S
SV650S

Hさん、当初はスズキ SV400にて筑波サーキットを走っていました。

SV400とSV650S
SV400(手前の黒いマシン)
SV400でサーキットを走るHさん
SV400でサーキットを走行しているHさん

サーキットの走行(ナンバー付き車両枠)を重ねていくうち、『またレースに出場したい!』
という気持ちがふつふつと湧いてきたようです。
もともと若いころミニバイクレース等に出場していたので、血が騒いじゃったんでしょうね。

2021年11月初旬。
そのSV400がサーキット走行中にエンジンブローを起こします。(回しすぎです!!)

当初はHさんが自分でやっていた整備をだんだん手伝う様になっていって…という形で面倒をみていたのですが、そのブローしたエンジンの修理依頼がきっかけで、Hさんのサーキット走行、レースのサポートをする事になりました。(なってしまったというか…)
おかげで他の仕事がちっとも進みません・・・(泣)

え?まじで?

『じゃあエンジン治そうか。これちょっと時間かかるね!』

当時、作業場であった実家のガレージにSV400を運んで来たHさんに言いました。
とりいそぎはしばらくの間預かりで・・・

エンジンを降ろしたSV400
エンジンを下したSV400

2022年12月のとある日、Hさんから突然の連絡。
SV650S買いました。これを筑波サーキット専用にして、SV400は街乗り用にします!』
とのこと。

SV650S
購入直後の SV650S

正に寝耳に水。『え?まじで?』でした(笑)

と言うことで、SV400は、エンジン修理を進めつつ街乗り仕様に、SV650Sをサーキット専用車両として製作していくこととなります。
本人は、もうこの時点で筑波ロードレース選手権のTC400クラスを目指していたんですね。

さて、SV650Sをサーキット専用車両として製作していくことが決まったので、
Hさんとはまず大切なルールを決めました。

「基本的にこのマシンの整備は友人Hさんと一緒にやる」という事。

意見交換もできますし、ダブルチェックも重要ですので。
このルール決めを皮切りに、おじさん2人の飽くなき挑戦がスタートしたのでした。

 

さて、どうしたもんかね?

どうしたもんかね「つづく」

筑波選手権について

(以下文中は「筑波ロードレース選手権」を「筑波選手権」と記載します。)

Hさんは TC400クラス に出場するのですが、
筑波選手権の TC400クラス は、 TC250クラス との混走になります

筑波選手権の TC400 と TC250 の規定と出場している主な車両を簡単に紹介します。

TC400

4ストローク車両 一般生産型車両

《3~4気筒:排気量500cc以下》

  • ホンダCBR400RR(レコードホルダー)
  • ホンダVF400
  • カワサキZX4 等
ホンダCBR400RR
ホンダ:CBR400RR
ホンダ VF400F
ホンダ:VF400F
カワサキZX4
カワサキ:ZX4

《単気筒及び2気筒:排気量700ccまで》

  • スズキSV650S
  • アプリリアRS660(またこれが速いんだ)
  • ホンダXR650R 等
レース前のSV650S
スズキ:SV650S
アプリリアRS660
アプリリア:RS660
ホンダXR650R
ホンダ:XR650R

TC250

《製造年1990年以降:排気量250ccまで》

  • ホンダNSR250 / NSR250R
  • ヤマハTZR250RSP 等
ホンダNSR250
ホンダ:NSR250
ヤマハTZR250RSP
ヤマハ:TZR250RSP

《製造年1989年以前:500ccまで》

  • ホンダNS400R
  • スズキRG500 等 ※私はこのあたりの車両に萌えます(笑)
ホンダNS400R
ホンダ:NS400R
スズキRG500
スズキ:RG500

※画像引用元は記事末尾に掲載

改造範囲は筑波サーキット技術仕様。

ネットって便利ですよねー

今はネットで様々な情報を得られますが、筑波選手権に対しても同じ。
YouTubeに至っては、動画でも視聴できるのですから、良い時代です。

私も今回の筑波選手権に対して情報を得るため、イロイロなコンテンツを視聴(閲覧)しましたが、その中でも
お勧めはYouTube『バイク便ライダーロースさん』の動画です。

バイク便ライダーロースさんのYouTubeコンテンツの中の

2023年筑波ロードレース選手 最終戦 TC400 TC250レース動画は
コチラ
 ↓

バイク便ライダーロースさんのYouTubeページです。

とっても楽しい動画で参戦レース以外の動画もたくさんアップされていて、情報収集で見始めたはずが、1視聴者として楽しんで視聴してしまったほどです。

ロースさんは、Hさんと同じSV650S(インジェクション車両)にて筑波選手権 TC400クラスに参戦されているのですが、
なんと、友人Hさんと同じ車両であったことがきっかけで、お知り合いになりました。
そのおかげで、うちのHさんが非常に良くしていただいており、とても感謝しております。

さすがにロースさんは有名な方であり、その気さくな人柄からかと思います。ご友人、関係者の方々もとても優しく、気さくで楽しい人たちばかりです。
筑波選手権の初参戦時にはとてもお世話になり、なんと!ロースさんと同じブース内に入れていただきました。Hさん感激したそうです!

ロースさんのマシンと並ぶSV650S(筑波サーキットにて)
ロースさんと同じブース内で並ぶマシン

手前がロースさんのSV650S、真ん中の赤いのがHさんのSV650Sです。
(車検前なのでアンダーカウルは外してあります)
奥のVF400も格好良いですねぇ~!!

ロースさん、この場を借りて、改めて御礼を申し上げます。
ありがとうございました。

座礼(イラスト)

さて、今回から始まったブログの記事、

SV650S 2023年筑波ロードレース選手権第4戦出場編

は、長いので、いくつかに話を分けてアップしていきますので、よろしくお願いします。

画像引用元

【画像引用元】

マシン紹介の為、下記のページより画像を引用いたしました。

《ホンダ:CBR400RR》
https://global.honda/jp/news/1990/2900220c.html

《ホンダ:VF400》
https://www.bikebros.co.jp/catalog/1/66_1/#spec_top

《カワサキ:ZX4》
https://www.autoby.jp/_ct/17044261

《アプリリア:RS660
https://www.bikebros.co.jp/catalog/11/999_23/

《ホンダ:XR650R》
https://www.bikebros.co.jp/catalog/1/81_20/

《ホンダ:NSR250》
https://www.bikebros.co.jp/catalog/1/44_7/

《ヤマハ:TZR250RSP
https://www.bikebros.co.jp/catalog/2/76_3/

《ホンダ:NS400R》
https://www.bikebros.co.jp/catalog/1/45_4/

《スズキ:RG500》
https://www.bikebros.co.jp/catalog/3/90_8/