『さて。ばらしてみっか!』です。
※マシンの販売だけでなく、カウリング補修/ブラスト処理も承ります。
前回までのあらすじ
Hさん、筑波ロードレース選手権の第3戦前日の※特スポ走行でまさかのコースアウト。
幸い、Hさんにケガは無く、マシンは少しのダメージと泥まみれに!
明日までにリカバらなくては!
(※特別スポーツ走行枠:レース前日に出場者のみ予約できる走行枠)
(本戦前日)11:00
作業場に到着、作業開始です。
まずはあちこちに入った芝生のカスや小石を除去します。
高圧洗浄機の使用も考えましたが、電気系に水が入ると厄介(明日が本戦)なので、エアブローのみで行いました。
外したカウルの補修はHさんに任せます。
私はその他の部分の補修、点検。特にエアクリーナーボックスは確認しなくては・・・
『しかし・・・まあ、予選や決勝じゃなくて良かった・・・』
1時間ほどでエアブロー完了。各部の確認補修に移行します。
フロントブレーキマスターシリンダーのバンジョーボルトも折れたわけではなく、緩んだだけですね。
ま、念のため交換しておきましょう。&エア抜きで作業完了。
折れてなくて良かった。最悪マスターシリンダーの交換も考えていましたので・・・
さて、キャブレターも分解洗浄しておきましょう!絶対ホコリ吸ってるし・・・
『おふっ!!』案の定です(笑)
これが直キャブの欠点ですよね・・・っで、ステップの曲がりも修正して・・・と。
良し完了。
Hさんが補修したカウルを装着。
なんとか19:00には完成です!!
良かった・・・間に合った・・・明日は出場できる・・・マジ疲れた・・・
Hさんも安堵の表情です!
ちょっと待った!
Hさん:『積み込みしますね!』
私:『Hさん。ちょっと待って!!エンジンかけてみないと!!』
そう。焦る気持ちはわかりますがここは落ち着いて・・・カブっているかもだし。
っとエンジン始動!って・・・
『ブオ!!』っという始動音とともに4~5m先の路面に小石が雨のように降り注ぎます・・・
どうやら外れたマフラーのところから小石が相当量入り込んでいたようです・・・
『危ねぇ~・・・』私とHさん・・・顔が引きつってます・・・
ここでエンジンかけていなかったらきっと・・・
選手権当日7:20からの暖機場に※クラスター爆弾をまき散らし大惨事・・・(恐)
(※クラスター爆弾:1つの爆弾から多数の小型爆弾が飛び散る兵器。 現在100カ国以上で使用が禁止されています。)
私:『Hさん・・・良かったねエンジンかけておいて・・・焦りは禁物・・・だね』
Hさん:『はい・・・危なかった・・・』
その後無事にSVを積み込み帰途につきました。
明日に備えます。